特定社会保険労務士の仕事

Question1 「特定社会保険労務士」という言葉を聞きました。普通の社会保険労務士とは何が違うのでしょうか? 

特定社会保険労務士は、今世紀に入ってから改革された社会保険労務士の規約の中でも、とても大事なパーツですね。
「特定」という言葉を冠していますが、実際に普通の社会保険労務士にはできない仕事をすることが許可されています。
それはしばしば「紛争解決手続代理業務」と呼ばれます。
この「紛争」とは、あくまでも裁判ではありません。これがこの制度のポイントです。

裁判は、紛争の当事者にとっていいことばかりではありません。費用がかかるほかすぐに結果が出ないことが多いからです。
そのため近年は、裁判所に持ち込まない紛争解決方法がおぜん立てされる時代になっています。そして社会保険労務士にも、労使紛争のような社会保険法や労働法が関わるジャンルの紛争については一定の介入が許可されているのです。

特定社会保険労務士は、これらの紛争において手続きの代理をするにとどまります。「あっせんの手続き」と書いたほうがよいかもしれませんが、とにかく和解を意図した紛争解決を推進する形で活躍することができます。
現代の日本では、今なお労働者と雇用者の間でトラブルが頻発しています。それらの紛争において望ましい解決にこぎつける原動力になることが、この制度の根幹といえます。
したがって、地味ではあるものの活動する機会を増やせるチャンスは残っています。本格的に取り組む意欲を持てるなら、挑戦することはこの上なく価値がある行いでしょう。

>>現役社労士に仕事の現状を聞いてみました。